「FROM BREWERY & FARM ~生産者の想い」。食材の生産者さんへの取材記事や、看板料理のヒミツなど、キリンシティをより楽しんでいただける読み物をお届けしています!

今年4月から新しく登場した淡路産玉ねぎ「あまたまちゃん」。
“丸ごと玉ねぎロースト”や“オニオンリング”はもうお楽しみいただけましたか?
生産者さんから「玉ねぎ吊るすよ~」と連絡をいただいたので、「あまたまちゃん」の美味しさのヒミツを探るべく、明石海峡大橋を越えて産地に行ってきました!

今回お話いただいたのは、新家さん。

笑顔がとっても素敵な新家さんは、淡路島で70名以上もの生産者さんと一緒に「あまたまちゃん」を育てている農業生産法人有限会社新家青果の代表です。

「あまたまちゃん」の収穫と乾燥

「あまたまちゃん」は5月の収穫から乾燥まで手作業で行っているそうです。
梅雨の時期、やわらかくなった土から玉ねぎを手で掘りおこし、しっかりと風をあてて干すことで、傷がつきにくく、きれいなあめ色の玉ねぎになります。

まず掘り起こした玉ねぎを、15~20個ほど一束に紐でくくります。
吊るしたときに落ちないよう、しっかりとくくり終えたら、次は車に乗せて運びます。

こちらが運ぶための車。

か、かわいい!

この車で畑から玉ねぎを運ぶそうです。
淡路島内では、たくさんの運ぶための車が走っているのですが、高さをつけたり、自動で持ち上げられるようにしてみたり、各農家さんでカスタムするとのことです。

他のも見てみたいですね!

風が均等にあたるよう詰めすぎず開きすぎず、等間隔に吊るしていきます。
淡路島は、周りが瀬戸内海だからか、風が四方八方から吹き流れるよう。
この風が淡路島の玉ねぎをきれいなあめ色にします。
また吊るして干すことによって、玉ねぎに負荷がかかりにくくなります。

5月下旬から8月下旬くらいまでのおよそ2~3ヶ月、じっくり乾燥させていくことで、旨味や甘味がギュッと閉じ込められるのです。

昔はみんな吊るしていたのですが、相当の手間と時間がかかるので、吊るす農家は年々減っているそうです。

吊るしている風景が、いかにも玉ねぎの産地!
なんですが、
減ってくると寂しくなりますね。

さあ、きれいなあめ色になったらいよいよ出荷です!
ギュッと詰まった旨味と甘味、届くのが今から楽しみです!

「あまたまちゃん」の名前のヒミツ

特徴のある名前の「あまたまちゃん」。
いかにも甘そうな名前ですね。

実際、「あまたまちゃん」の糖度は平均約11度、高いもので15度もあるそうです!
一般的な玉ねぎの糖度は7~8度らしいので、コレは相当甘そうです。

でもせっかくなので、「あまたまちゃん」をちょっと一口拝借…、

辛い!

普段食べている玉ねぎよりも辛い!
ピリピリと刺激が口に残り、まるで名前とはかけ離れた辛さです(笑)。なぜなのでしょうか。

新家さんに聞いてみました。

「あまたまちゃんは生で食べると辛味の多い玉ねぎです。でも玉ねぎは加熱すると辛味や苦味が和らぎ、甘さを感じるようになります。じっくり炒めて甘味を出すってよく言いますよね?あまたまちゃんは、他のものより辛みが多い分、加熱するとより一層甘味を増します。」

なるほど!

この甘さから名前が「あまたまちゃん」に由来するのですね!

新家さんと生産者の皆さんが特に難しいと感じているのが、「あまたまちゃん」を同じように美味しく育てること。
同じ畑でも端と端で味わいが変わってくるので、いかに味を統一していくかが難しいそうです。

今後も淡路産の玉ねぎを盛り上げていけるよう、農家さんどうしや子供たちにも勉強会を開き、日々研究しているそうです!
これからも美味しい玉ねぎを届けてもらいたいですね!